火災/失火/火事を起こしたときのお詫び状の書き方(文例・例文)

火災/失火/火事を起こしたときのお詫び状の書き方(文例・例文)

近隣に実害が一切及ばなかった場合でも、出火の不始末を丁重に詫びる。自家以外に具体的被害が生じていなくても、生命・財産に多大な危険を生じさせた事実は残ります。その点を踏まえて心からの陳謝をすべきです。

 

出火によりどのような結果になったか、簡潔・客観的に記します。実害を及ぼす結果となった先方には、たとえ具体的補償に言及できなくても、誠意をもって全力でことに当たる姿勢を示すべきです。

 

 

火災(失火)を起こした時のお詫び状@(文例・例文)

 

                                年号○年○月○日

 

                失火のお詫び

 

○○○○様
もしくは
○○の皆様へ

 

昨夜の当家の失火に際しましては、皆様に多大なご迷惑とご心配をおかけいたしまして、まことに申し訳なく、深くおわび申し上げます。おかげさまで、発見が早かったため大事には至りませんでした。

 

また、近隣のご家庭への類焼がなかったことは、私どもにとって何よりの救いでございました。しかしながら、今回の不始末を戒めに、今後二度とこのようなことのないよう、細心の注意を払う所存でございます。どうか皆様にはご寛容のほど伏してお願い申し上げます。
まずは取り急ぎおわびのみにて失礼いたします。

 

<他の言い回し>

  • 現場検証によりますと○○が原因とのことで…
  • 弁解の余地もございません。
  • 後日改めておわびに伺う所存でございますが…

 

火災を起こした時のお詫び状A(文例・例文)

謹啓 去る○月○日未明、当家より出火という事態に至りましたことにつき、地域の皆様にはたいへんなご迷惑をおかけいたしました。発見が早かったうえ皆様のご協力により消火作業も迅速に進み、お蔭様で家族○名が軽傷を負った以外には人的損傷もほとんどなく、半焼の形で食い止めることができました。ここに、謹んでお詫び申し上げるとともに、心からお礼申し上げます。

 

このたびの不始末を反省し、今後二度とこのような事態を引き起こさないことをお誓い申し上げます。なにとぞご寛容のほど、幾重にもお願い申し上げます。 敬具

 

 ○○年○月○日
                             佐々木○○
                             家族一同

 

火災を起こした時のお詫び状B(文例・例文)

                               ○○年○月○日

 

               失火のお詫びとお願い

 

関係各位
○○の皆様へ
etc                             梶宦宦宦實社
                               代表 ○○太郎

 

 

急啓 このたびは、弊社工場の失火により、皆様方に多大な被害とご迷惑をおかけいたしました。ここに謹んでおわび申し上げます。平素より、火気取り扱いには十分に注意してまいったつもりではございますが、かかる不祥事を起こし、管理責任を痛感しております。今後は、二度とこのような不始末を犯さぬよう、厳重に対策を講じる所存でございます。どうかご寛容のほど、伏してお願い申し上げます。

 

まずは取り急ぎお詫び申し上げます。 敬具

 

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