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病気のお見舞い・快気祝い・全快祝い〜
◎病気のお見舞いには、快気祝い・全快祝い・内祝いなどがあります。
◎ のし・水引・表書き
病気は二度とあってはならないことですので、
お見舞いの際の水引は、白赤の結び切りかあわじ結びにします。
のしは 「病気を伸ばす」 といって嫌う人もいますので付けない方が無難でしょう。
表書きは、快気祝い 全快祝い 内祝い 「御見舞」 「お見舞」 「祈御全快」 とします。
最近 「お見舞い」と印刷されているものもありますので、それを使うのも良いでしょう。
お見舞金は相手側に失礼にならないように、
『何が良いかと迷いましたが、お見舞い品のかわりに』 といった
一言を添えて渡すとよいでしょう。
お見舞金の相場としては、友人・知人の場合は三千円〜五千円、
兄弟姉妹や親戚の場合は五千円〜1万円を目安にしましょう。
※注意 渡す金額は4と9の数字は避けるようにしましょう。
また、基本的に自分より目上の人に現金はタブーと考えてください。
◎ お見舞いに適した品もの
果物・日持ちのする菓子・缶詰・パジャマ・写真集・軽い読み物など。
花なども一般的なのですが、花粉によるアレルギーが発生したり、
病状によって制限があったり、縁起が悪いと敬遠されたりすることもありますので
花屋さんに相談すると良いでしょう。
※注意 鉢植えは「根つく=寝つく」という意味につながりますので避けましょう。
また、入院などの際は、お見舞い金も喜ばれますが、
数字の4(死)、6(無)、9(九)は避けるように注意しましょう。
◎ お返しのマナー
病気見舞いのお返しは不要という考え方もありますが、一般的に、
病気が全快したときに、お見舞いをいただいた人やお世話になった人たちに対する
お礼として 「快気祝い」 があります。
これはお返しとは本来は別 のものですので、
いただいた金額の多少や品物の有無に関わらず、
お見舞いに来てくれた人、お世話になった人に、退院後10日くらいまでに贈ります。
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【現金を頂いた場合のお返しの相場】 頂いた金額の半分〜1/3程度が一般的です。
◎ お返しに適した品もの
病気やケガを後に残さないようにという願いを込めて、
コーヒーセット・カツオ節・紅白の砂糖・石鹸の詰め合わせ・タオルなどで
消耗品を贈るのが一般的です。
◎ 医師や看護師さんへの心づけ(謝礼)
病気の快復後、晴れて退院する際には、
お世話になった医師や看護師さんに「御礼」の表書きでお祝い金やお祝い品を贈りましょう。
お祝い金の場合は五千円から3万円が一般的で、お祝い品の場合は、
医師には高級酒・ビール券・ギフト券・高級ネクタイなど。
看護師さんたちには、
大勢で食べられるケーキ・スィーツ・洋菓子類の詰め合わせなどを贈りましょう。
お礼の言葉を添えた手紙も良いでしょう。
ただし、渡す際に注意しなければならないのは、
他人の目があるところではできる限り避けましょう。
病院によっては規則などで受取らないところもありますので、
その場合は習慣に従いましょう。
◎ 病気お見舞いの際には、
知っておくべき大切なマナーがありますので簡単に列記してみましょう。
・お見舞いの際には、家族や病人と親しい人などに容体などを確かめてから伺いましょう。
・お見舞い時間は、短時間で切り上げて病人に負担を与えないようにしましょう。
・食事の時間などを考慮し、面会時間に気をつけるようにしましょう。
・同室の患者さんたちには気遣いが必要です。
・大人数で行ったり、小さい子供を連れて行くのは避けましょう。
・大声でしゃべったり、騒いだりしないこと。
・病人に対して、病状や怪我の理由を無神経に尋ねたり、
とくに、治療法などに自分勝手な意見などを述べて、
病人を不安にさせたり傷つけたりしないように注意しましょう。
・派手で華美な服装は避けるようにし、メイクや香水も控えめにしましょう。
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