結婚式と結婚披露宴スタッフのマナー

結婚式/披露宴スタッフのマナー

結婚披露宴の受付係(スタッフ)

結婚披露宴の受付は、出席の名前をいただき、招待側から席のご案内をする場所でありますので、出席者に尋ねられても即座に答えれるよう、早めに会場入りし会場内を把握しおきましょう。また、受付係は出席者と最初に顔を合わせる立場ですので、披露宴では笑顔での対応を心がけましょう。結婚披露宴の受付は、お祝い金を預かる場所でもありますので、最後まで気を抜かないようにしなければなりません。

注意 
受付スタッフがトイレに行く場合には、一人ずつ順番に行き、必ず一人は残るようにします。また、身内や信頼できる人でも、新郎新婦と打ち合わせた人以外お金の管理を任せてはいけません。何かトラブル(祝儀泥棒)などにあったとき、頼んだ人に迷惑がかかります。

受付スタッフの服装は、基本的には出席者と同様です。

受付スタッフの主な役割は?

  • 打ち合わせ
  • 芳名帳(ほうめいちょう)の記帳
  • ゲストリスト
  • 欠席者の確認
  • お祝い金を預かり管理する
  • お祝い金を保管者に託す

カメラマンを頼まれたら

結婚披露宴のスタッフといえば、スナップ写真などのカメラマンは絶対に欠かすことはできません。二人にとっては一生涯で一度の大切な記念日を記録する人ですので、大役だと言えるでしょう。後に新郎新婦をがっかりさせることのないよう、万全な準備で臨みましょう。カメラマンは新郎新婦と同様にかなりハードな一日となりますので、進行状況を頭にきっちり入れ、決定的な瞬間を撮り逃さないようにしなければなりません。挙式から撮るか、披露宴だけか、二次会も撮るのか、新郎新婦と事前打ち合わせをしっかりと行いましょう。

 

また、撮り終えた後に、編集を含めたアルバムまでに仕上げて渡すのかの確認もとっておきましょう。新郎新婦はもちろんですが、両親や出席者の表情も撮りわすれないようにしましょう。とくに挙式から撮影する場合は、式場にまえもって撮影可能かを確認し、できる限り下見をしましょう。撮影アングルがベストポジションでも入ってはいけない場所もありますので注意が必要です。だからといって、あまり遠慮ばかりしていると、最高の瞬間を撮り逃すことになってしまいます。

 

会場が広く、全体を一人でカバーできない場合、自信が持てない場合は、分担して撮影してもよいでしょう。事前に必ず顔合わせをし、誰がどこのシーンを撮り、ポジションはどこにするかをきちんと確認します。カメラマンの服装は、基本的には出席者と同様の服装となります。

注意
一台のカメラでは、思いがけないような失敗もありえますので、プロカメラマンのように押さえの意味でも二台のカメラで撮影し、万全を期すべきです。

 

結婚披露宴の司会進行を頼まれたら

結婚披露宴での司会者としての役割は、披露宴を円滑に進行し、盛り立てることです。ある意味、披露宴の成功失敗を左右する最も重要な役割といえるかも知れません。基本的には敬語、ていねい語を用いますが、無理に慣れない言葉を使わないようにしましょう。

 

結婚披露宴で使ってはいけない言葉は、
終わり、別れ、切る、壊れる、欠ける、閉じる、去る、逃げる、失う、分ける…など。
例えば、「ケーキを切る」ではなく、「ケーキ入刀、ナイフを入れる」などとします。

 

注意
司会の進行のために演台に時計を置くことはかまいませんが、アラームが鳴らないよう注意してください。また、携帯電話も電源を切るかマナーモードにし、演台におかずポケットにしまっておきましょう。司会者の服装とメイクは、控えめにしましょう。