結婚祝いのお祝い状の書き方と書式(文例・例文)

結婚祝いのお祝い状の書き方と文例/例文

お祝いの手紙は、早ければ早いほど良いとされています。吉報を受けたらすぐに出すようにしましょう。相手が親しい人であれば、一刻も早く祝意を伝える意味で、時候の挨拶などは省略して、「○○さん、おめでとう!」のように祝福のメッセージから書き始めるとよいでしょう。仕事関係者やお世話になった人、目上の人のお祝い事の場合は、形式を踏まえて書き、封書にして送るのが礼儀です。ただし、あまりかしこまって重苦しい表現になっては祝意も半減してしまいますから、なるべく明るい表現を心がけましょう。

 

また、忌(い)み言葉は、できるだけほかの表現に変えることも必要です。
結婚祝いでの忌みことば〜出る・戻る・帰る・離れる・分かれる・割れる・壊れる・冷める・終わる・滅びる・飽きる・嫌う・退く・再び・繰り返す・重ねがさね・返すがえす…

 

結婚祝いのお祝い状〜親あてに結婚祝いを贈る(披露宴に出席)

拝啓 風薫る季節となりましたが、皆様にはご健勝でお過ごしのこととお慶び申し上げます。

 

さて、ご令嬢様にはこのたびご良縁を得られ、ご結婚との由、まことにおめでとうございます。才媛の誉れ高いお嬢様がお選びになったお相手ですから、さぞかしご立派な方と拝察しております。披露宴の際、お会いできるのを楽しみにしておりますが、本日はとりあえず書面にてお祝い申し上げる次第です。

 

なお、心ばかりのお祝いの品を別送いたしましたので、どうかお納めください。敬具

 

結婚祝いのお祝い状〜友人に結婚祝いを贈る

恵子さん、このたびはご結婚おめでとう。
いつになったら山本さんとゴールインするのかとヤキモキしていたので、お知らせを聞いて自分のことのように喜んでおります。頼もしい山本さんと、明るくあたたかい家庭を築いてくださいね。

 

ささやかですが、結婚のお祝いとして、優美子と幸江と私の三人から、ペアのワイングラスをプレゼントします。お二人の楽しい語らいの小道具にしていただけると嬉しいのですが。

 

当日、晴れ姿を拝見するのを楽しみに……。

 

結婚祝いのお祝い状〜知人の結婚を祝って

このたびはおめでとうございます。ハワイでの結婚式のお写真、お二人とも本当にお幸せそうで、私も胸が一杯になりました。ご両親様もさぞお喜びのことと思います。ご結婚後もお仕事を続けられるとのこと。これからますますお忙しくなると思いますが、どうぞお二人で助け合って、南国の空のような明るいご家庭を築いていってください。お祝いのしるしに、心ばかりの品を別便にてお送りいたしましたので、ご笑納くださいませ。

 

お二人の末永いお幸せを、お祈りいたしております。  かしこ

 

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