不在していたときのお詫び状の書き方(文例・例文・雛形)

不在していたときのお詫び状の書き方(文例・例文・雛形)

詫びる気持ちの表し方は、ただひたすらに謝るだけでは相手は納得いきません。言い訳を控えて、どんないきさつでそんな結果になったのかを、誠意をこめて簡潔にまとめましょう。

 

 

詫び状(お詫び状) 不在のお詫び (文例・例文)

拝啓 風清らかな初夏の候ですが、お変わりなくお過ごしのことと存じます。

 

○○さん、昨日は失礼しました。せっかくのお越しとは存ぜず買い物に行っていたもので、本当にお気の毒なことをしました。○○からこちらまでといえば遠くはないまでもわざわざ来ていただきまして、家人が存じ上げておりますれば、お引き留めしましたものを何とも恐れ入ります。申し訳ございません。

 

お詫びにうんと御馳走しますので、ご都合の良い時にもう一度いらして下さい。取り合えず書中にてお詫びまで。 敬具 

 

知人の不在を詫びる (文例・例文)

謹啓 夏の盛りを過ぎたとは申しながら、依然として残暑が続いております。皆様お変わりございませんか。昨日はせっかくお立ち寄りくださいましたにもかかわりませず、留守をいたしまして申しわけございませんでした。ここしばらくお目にかかる機会もな かったので、近況など話したりしたかったのですが残念でなりません。

 

家内の応対に行き届かぬところはありませんでしたでしょうか。次回はできましたらご一報いただきまして、ぜひゆっくりとお相手させていただきたいと存じます。時節柄お体を大切に。 まずはお詫びまで。 敬具

 

追伸 急のご来宅、なにか事情があってのことでしたら、すぐにでも出向きたいと存じますので、ご連絡をお待ちいたしております。

 

◆ワンポイントアドバイス
多くの場合、お詫びの手紙は封書で出すべき内容のものが多いのですが、上の例のような場合などははがきでも良いでしょう。ほかにも不在を詫びる言葉には、次のようなものがあります。

  • お暑い中おいでいただきましたのに…
  • まさかおいでくださるとは思いもかけず
  • ぜひお目にかかりたかったのですが
  • せっかくのご来訪が無駄足になってしまい、ほんとうにすみませんでした

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